先日平日に休みが取れたので、ちょうどいま見頃を迎えている彼岸花で有名な、巾着田の曼殊沙華公園に行ってきました。
お祭りが開かれていたこともあり、月曜の午前中という時間帯でありながら、かなりの人で賑わっていました。
今回は撮影した写真を交えて、当日の様子について語っていきたいと思います。
巾着田とは?アクセスや歴史を解説
ではそもそも巾着田とはどこなのか、知らない方もいるかと思います。
巾着田とは、埼玉県日高市にある高麗本郷にあります。
地名の由来は、周囲を囲う高麗川によって、巾着のような形をしていたことからそう呼ばれるようになったそうです。
ちなみに歴史を学んでいた人であればピンときた方もいると思いますが、住所の「高麗」もちゃんとした由来があります。
かつて朝鮮半島に高句麗(こうくり)という国があったのですが、革命によって滅び高麗(こうらい、こま)が建国されました。
この時日本に亡命・移民してきた高麗人(渡来人)が移住したことで高麗郡ができました。
高句麗が滅んだのが668年であったため、およそ1300年以上の歴史があります。
巾着田の他にも高句麗の王族である、高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)が祀られている高麗神社など観光スポットが多いのも高麗郡の魅力です。
日高市のHPにも詳しい内容が載っていますので、理解するとより楽しく観光できると思います。
巾着田への行き方
巾着田へ行くには、主に車と公共交通機関の2通りがあります。
車で行く
車で行くには、県道川越日高線もしくは国道299号線を通っていくことになります。

また普通車・オートバイの駐車場は原則1回500円の料金がかかります。
高速道路を経由していく場合は、以下のインターチェンジが近道です。(公式HPより引用)
- 関越自動車道「鶴ヶ島」I.Cから14Km
- 圏央道「圏央鶴ヶ島」I.Cから11Km
- 圏央道「狭山日高」I.Cから8Km
個人的には車で行くのはおすすめしません。
過去に何度か車で行ったことがありますが、曼珠沙華祭りは車の渋滞がなかなかひどいです。
少なくとも周辺に到着してから駐車場に停めるまで、1~2時間近くかかります。
特に土日などの休日は周辺道路も混むため、更に時間が掛かります。
遠方から行こうと考えている場合は、その分の時間も織り込んでいく必要があります。
公共交通機関で行く場合
公共交通機関で行く場合はJR八高線の「高麗川駅」からバスもしくは徒歩、西武秩父線の「高麗駅」から徒歩の2通りがあります。
高麗川駅から徒歩だと40分近くかかりあまり現実的ではありません。
そのため交通費を節約したい場合は、基本的に高麗駅から徒歩で行くほうがおすすめです。
今回私は高麗駅から徒歩で行ったので、そちらを軸に語っていきます。
曼殊沙華公園の体験レポ
では実際に曼殊沙華公園に行った実体験について述べていこうと思います。
万人に理解しやすいように都心から行くルートを想定しています。
ストレートに行く方法は西武池袋線で飯能まで行き、そこから乗換で西武秩父線に乗り換えることで行くことが出来ます。もしくは西武新宿線より所沢まで行き、そのあとは同じ方法で行くことができます。
池袋駅から行く場合は、片道544円(IC料金)かかります。

新宿駅から行く場合は営業キロ数が若干長くなるため、若干値段が高くなり576円(IC料金)になります。

平日ということもあって、飯能までは比較的空いていました。
しかし西武秩父線に乗り換えてからは状況が一変。休み明けとはいえ平日の筈なのに、それなりに混んでいました。
なお運行本数は平日でも1時間につき2~3本程度しかないので、電車で行く場合には往復共に時間調整をしておくことをおすすめします。


個人的には昭和風情が残る車輛に乗れることも魅力の一つとして挙げられると感じました。

高麗駅に到着すると、自分と同じく大半の人が降りていきました。
人数に対して改札数が少なかったため、駅舎を出るまで少し時間が掛かりました…
都心の平日ラッシュ改札をイメージすると分かりやすいかと思います。
ちなみにホームは最近工事されたためか、かなり綺麗でした。
駅舎周辺は悪くいってしまうと何もない閑静な住宅街といった感じでした。

ちなみに駅舎を出てすぐのところに、何やら見慣れない柱が2柱そびえたっていました。

近くには先ほど紹介した高麗群が出来た歴史に関する解説が書かれた看板がありました。
時間に余裕がある方は、読んでみると良いでしょう。

目的地が同じため、特に迷うこともなく公園に行くことができると思います。
人が集まる時期なのか、道中で屋台がちらほらありました。
公園に到着してから高麗川沿いの歩道を少し歩くと入場入り口に到着します。
なお車で来た人は別の入り口があり、そこから入る形になります。
入場料の支払方法は現金or交通系IC・PayPay
曼殊沙華祭りが開催されている期間中は、500円の入場料が必要になります。
支払い方法は現金もしくは交通系ICとPayPayの電子決済で行われます。
近年は現金で払う人が少なくなってきた影響で、現金の方が若干早く入れる気がします。
ただ現金で払うとポイントを受けることが出来ませんので、時間がかかっても電子決済でしたほうがお得ですね。
満開+晴れで最高の映えスポットに
当日は晴れだったことに加えてちょうど時期が良かったこともあり、ほぼ満開の状態でした。

以前にも巾着田を訪れたことは何度かあるのですが、時期の終わりだったこともあり満開時と比較するとだいぶ色あせていました。
ただ終わりの時期でも見ごたえはありますので、祭りが開催されている間は問題ないと思います。
あとちょっと驚いたのが、もう10月に入ろうというのに、僅かながらセミの音が聞こえました。
10年前とかは9月初めあたりで収まっていた印象だったので、最近の暑さによって時期が遅れてきているのでしょうかね…

場所によってはちょうど陽の光が彼岸花に当たるスポットがあるので、そこで撮影するとこんな感じに色鮮やかに撮ることが出来ます。
こういう時にスマホカメラの機能が向上していることを如実に感じます。一般の人であればスマホカメラで充分であると言えます。

途中で両脇に彼岸花が咲き乱れる道もあり、モーセの海割りではないですが似たような雰囲気があり、普段では味わえない体験をすることができます。


一部の場所には、白い彼岸花が咲いている箇所がちらほらあります。
紅一点ならぬ白一点といった感じで咲いているので、ある意味映えていると言えますね。

日が差している箇所といい形の彼岸花があると、こんな感じのものが撮れたりします。
2025年の巾着田曼珠沙華まつりは10月8日まで

2025年の巾着田曼殊沙華まつりは当初10月5日まででしたが期間延長がされ、8日まで延長がされました。
とはいっても残り1週間程度しかないので、見に行きたい方はお早めに行くことを推奨します。
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