先日Xiaomiが新たなミニサイズのタブレットを発表しました。
その名も「Xiaomi Pad mini」。
デザインといい電源ボタンやカメラの配置といい、完全にiPad miniを意識していますね…
まあ同時に中国市場向けに発表された「Xiaomi 17 Pro」の方が、かなりアウトだとは思いますが…w(16を通り越して17としたあたり、対抗意識を隠す気すらしていません)

ここで気になってくるのが、Xiaomi Pad miniはiPad miniの代わりとなるかという点についてです。
今まで8インチサイズの小型タブレットは、そのほとんど(Android)が動画視聴がメインの低スペックなCPUを積んだものばかりだったため、iPad miniがほぼシェアを独占していました。
ですが今回発表されたXiaomi Pad miniはそのシェアに風穴を開けるレベルの性能を持っていると個人的に思いました。
そこで今回はXiaomi Pad miniがiPad miniの代わりになるか、iPad mini7を普段使用している私の目線からカタログスペックを参考に比較していこうと思います。
基本的にはiPad miniでOK
まず結論から言ってしまうと、基本的にはiPad miniで問題ないと個人的に思いました。
ただカタログスペックを見る限りXiaomi Pad miniは普通に良いタブレットではあるので、AndroidやXiaomiユーザーであれば検討の余地は十分にあると思います。
私は基本Androidユーザーですが、タブレットに関してはXiaomiのPOCO PadとiPad mini7を使っています。

両方を使用していて感じるのが、XiaomiのHyperOSがiOSのUIとほぼ変わりないレベルで似せて作られています。
そのため今回のXiaomi Pad miniについては、Appleユーザーでも十分に扱える代物だと個人的に思いました。
Xiaomi Pad miniの長所
ここからはXiaomi Pad miniのスペックについて見ていこうと思います。
まずは長所です。
Xiaomi Pad miniの長所①:CPUが高性能
Xiaomi Pad miniはCPUにMediaTek Dimensity 9400+が搭載されています。
このCPUは2025年の4月に発表されたものですが、発表当初はその性能の高さから一時期話題になりました。
どれくらいすごいかというと、つい最近発売されたばかりのiPhone17 Proに搭載されているCPUのA19 Proを若干上回るスコアを出しています。
Apple信者にとっては耳を疑う内容かもしれませんが、今のAndroidの性能はここまで来ているのです。
対してiPad mini7に搭載されているCPUはA17 Pro(iPhone15 Proと同じCPU)、販売開始期間が異なるので当然ではありますが、CPUの処理性能ではXiaomi Pad miniに軍配が上がりそうです。
Xiaomi Pad miniの長所②:USB3.2 Gen1に対応
ここがXiaomi Pad miniの最大の長所と言える部分ですが、2つあるType-Cポートのうち、長辺側はUSB3.2 Gen1に対応しています。
なんかおかしな単語が出てきましたね。
何をとち狂ったのか分かりませんがこのXiaomi Pad mini、長辺と短辺合わせてType-Cポートが2つあるのです。

いままでタブレットPCを除いてポートが2つ以上あるものを私は見たことも聞いたこともありません…
そのため通常であればアダプターを使わないとできないような、充電しつつデータ転送や映像出力に対応するという面白い使い方ができるようになっています。
これはiPad mini含めた他のタブレットではできない唯一無二の特徴と言えそうです。
Xiaomi Pad miniの長所③:高出力充電に対応
こちらは付属の充電器でのみ可能ですが、Xiaomiお得意の高出力充電に対応しています。
最大で67WというPD対応のPCに劣らないレベルで充電できるため、公式によると30分で58%充電できるようです。
あくまで付属の充電器でのみ対応できるため、その他のPD充電器では恐らく20~30W程度になると思われます。
Xiaomi Pad miniの短所
一方で長所もあれば短所も当然ありますので、順番に見ていきましょう。
Xiaomi Pad miniの短所①:Wi-Fiモデルしかない
Xiaomi Pad miniはiPad miniと異なり、Wi-Fiモデルのみの販売となります。
基本的にタブレットは家やテザリングで使うことがほとんどだと思いますので、そこまで影響はないでしょう。
しかしタブレット単体で通信できるようにしたいというのであれば、iPad miniのCellularモデルなどを選ぶ必要があります。
Xiaomi Pad miniの短所②:iPad miniより大きく、重い
Xiaomi Pad miniは公式によると画面サイズが8.8インチ、重量が324gだそうです。
一方でiPad miniは8.3インチで、重量がWi-Fiモデルで293gです。
Xiaomi Pad miniの方が若干大きい上に、バッテリー容量の関係から少し重いようですね。
ここは人によって評価が分かれるところですが、個人的には外出先で使用することを想定しているため、Xiaomi Pad miniは中途半端になっているというのが私の感想です。
Xiaomi Pad miniの短所③:リセールバリューが低め
Xiaomi Pad miniとiPad miniを新品で購入する場合の金額はこんな感じです。



容量やRAMを比較しても、Xiaomi Pad miniの方が若干安めといった印象です。
しかし売却を前提とした場合、Xiaomi製の商品はApple製品よりリセールバリューは低いです。
使い潰すならXiaomi Pad miniで良いかもしれませんが、中古で売却する場合はiPad miniに軍配が上がるでしょう。
商品としては上出来だが、総合的にはあと一歩
ミニタブレットのカテゴリとしては、Xiaomi Pad miniは文句なしな商品であると個人的に思いました。
ただ数年後に売却をするといった観点で考えると、どうしてもiPad miniに見劣りする部分があることも確かです。
性能を重視するかリセールバリューを重視するかで、Xiaomi Pad miniの購入を検討したほうが良いと思いました。
A19 Proを搭載したiPhone 17 Proに関する記事はこちら↓
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