高市氏が自民党の総裁になってから、金融緩和への期待により日本の主要な企業の株価は軒並み上昇していました。
ところが公明党が連立政権からの離脱を発表してからというもの、政局の不安定化への危機感からか再び株価は下落。
更にはトランプ大統領が中国政府に対して追加関税を発表したことで、米国市場も軒並み株価が下落。

今年の4月に発生した関税ショックから緩やかに上昇していた株価ですが、ここにきて再び下落局面に転じる結果になりました。
日本は3連休のため、火曜日以降にならないとまだ分かりませんが、しばらくは株価の下落局面が続きそうです。
私は今年の5月から本格的に投資を始めましたが、初めての下落局面に色々な意味でテンションが上がってきました。
そこで今回は私がどのように投資するかの考え方と、気になっているトヨタ株について述べていこうと思います。
株は売らずにホールド、むしろ買い増し
まず初めに結論を言うと、株価がどれだけ下落しようが売るつもりは全くありません。
むしろ買い増す勢いで行こうと思っています。
なぜなら基本的に長期で保有することを前提に考えているからです。
先ほど今年から本格的に投資を始めたと言いましたが、実を言うと投資自体は新卒あたりから既に始めていました。
しかし当時は何をやっている会社かまともに調べようともせずに、割安株や特に考えていないデイトレードのようなものを繰り返していました。
そのため含み損を抱えたまま損切りしたりと、投資初心者がやってしまいがちな行動を経験しました。
まあ当時の自分を褒めるとすれば、右も左も分からないながらも手数料の高い対面型の証券会社ではなく、SBI証券で口座を開設したことでしょうか。
特に新卒なりたての頃に投資を始めたこと、eMaxis SlimのS&P500の積み立て投資をしていたことについては、本当に英断だったと思いました。
そういった下地があったからこそ、この下落局面でもそこまで精神的に不安定にならずに済んでいるのだと思いました。
話を戻すと株価が下落していても積み立てを継続することで、1株(1口)あたりの取得平均額が下がるので、私は投資を継続します。
特に最近はインデックス投資だけでなく、高配当株投資にも興味を持ち始めているため、このタイミングで始めるのは絶好の機会だと感じています。
トヨタ株に魅力を感じている点
今のところ米国の高配当ETFであるSPYD・VYM・SCHDの投資信託を、SBI証券と楽天証券で均等に投資していますが、米国だけでは為替や集中投資のリスクがあるので、日本の高配当株も始めようと考えだしたのが始まりです。
本当はETFを直接購入したいところですが、入金力が足りないので大人しく投資信託にしました(泣)。
ただ日本の高配当株系の投資信託は、信託報酬が高かったり銘柄が微妙だったりとあまり良さげなものが無いようなので、自分で組む必要があるのが難点です。
そこで最初の高配当株を何にしようか迷っていたのですが、ここにきてトヨタ株が自分の中で急速に候補に挙がるようになってきました。
その理由は以下の通りです。
魅力①:日本最大の会社である
まず何といっても言わずと知れた日本最大の会社であるという事実は大きいです。
特に自動車会社では今も販売台数はトヨタが世界一であるため、投資家から見ても安心材料の一つとなります。
最近は環境問題への配慮や、テスラや中国製EVの台頭が懸念材料ではありますが、依然として海外の販売台数は好調なので、そこまで悲観視する必要はないと考えています。
ただ自動車業界そのものが景気や為替に強く影響される部分があるので、購入タイミングは慎重に見極める必要があります。
魅力②:主要な指標が優秀
次にトヨタ株は、高配当株投資において重要視される主要な指標が優秀である点です。
まず最重要視される配当利回りについてですが、2025年10月10時点で約3.28%(予想)と言われています。
一般的に言われる高配当と呼ばれる利回りは3%以上であるため、税引き前を考慮するとギリギリといったラインです。
ですがあまり利回りが高すぎるのもリスクであるため、これでも十分すぎると言えるでしょう。
次に配当性向ですが、2025年3月実績で約25%です。
配当性向は30%~50%以内が理想と言われているため、少し低めですね。
ただ配当性向の数字に対して、配当利回りは十分な数字であるため、これでも問題ないと感じますね。
最後にPBR(株価純資産倍率)です。こちらは2025年3月時点で0.95倍でした。
PBRは一般的に1倍を超えると割高、未満は割安だと言われています。
この時はちょうど関税に関する噂が出ていたため、それが反映された結果なのでしょう。
先ほども述べたように政局の不安定化によって株価が下落しているため、現在は割安のタイミングと言えるのかもしれません。
魅力③:株主優待が最高
最後に株主優待です。
これはモータースポーツ(4輪)を見ている人にとって、非常に魅力的な内容になっています。

トヨタ株を保有している株主は保有数と保有年数に関係なく、モータースポーツの観戦チケットに応募できる機会が与えられます。
2025年実績ではWEC(世界耐久選手権)、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパー耐久シリーズのペアチケットに応募できました。
いずれもトヨタのお膝元サーキットである富士スピードウェイでの観戦に限定されますが、当たれば無料でレースを観に行けるのは、モータースポーツファンにとってはこの上ない優待であると言えます。
一方で興味のない人にとっては割り切って配当株として保有するのが良さそうです。
関税ショック以来のバーゲンセールが始まる
今回の下落局面が暴落になるかどうかは定かではありませんが、関税ショック以来の大幅下落であるため、高配当・インデックス関係なく株を買い増す絶好の機会と言えそうです。
株を始めたばかりの人は初めて含み損を抱える可能性がありますが、この機会を逃さずに買い増すことができれば、大幅な含み益を得ることができるかもしれません。
自分も今保有している株は鬼ホールドで、買い増していきたいですね。
※この記事は特定の株式への投資を強制するものではありません。投資は許容範囲内で、自己の判断に基づいて行ってください。損をした場合でも、当ブログは一切の責任を負いません。
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