YouTubeを見ていてふと思うことがあります。
「最近Youtube広告が無法地帯になっている」
ここ最近はテレビの利用率が下がって、SNSにかけられている広告費が年々増大している傾向にあります。
そんなこともあり、YouTubeでも多種多様な広告が出てきています。
ただそれに比例して、怪しい広告が出てきていることもまた事実です。
そこでなぜこのようになっているのかについて、今回見ていこうと思います。
SNSの広告は視聴するものによって変化する
まずSNSの広告は、基本的にユーザーが視聴した動画などのコンテンツによって変化します。
例えば化粧品に関する動画や投稿を視聴すると、紐づけられたアカウントにデータとして蓄積されます。
蓄積されたデータはSNSを提供する会社によって分析され、ユーザーが興味関心を持ちそうな広告がピックアップされます。
そうすることでユーザーが広告の商品やサービスを購入しやすくするようになっています。
企業にとってもSNS広告はメリットがある
一方で広告主側としても大きなメリットがあります。
それは売りたい層に集中的にターゲティングできるからです。
まだSNSが無かった時代、企業はテレビや新聞・チラシといったオールドメディアに多額の広告費を出して宣伝していました。
なぜならターゲティングができないため、どうしてもサービスや商品の周知に多額のコストをかける必要があったからです。
しかし今はXやYoutubeといったSNSが普及したことにより、特定のターゲット層に集中して広告を出すことが出来るようになりました。
それによって企業側もオールドメディアに多額の広告費をかけるより、SNSに広告費を出した方が有益であると判断されるようになりました。
AIの普及で怪しい広告が出始めた
ユーザーとSNSを提供する企業にとって都合のよかったターゲティング広告でしたが、最近は雲行きがだいぶ怪しくなってきました。
その原因はAIの登場です。
特に増えてきているのが、有名人を騙った詐欺広告です。
生成AIを利用して岸田前首相の偽動画が拡散された事件について、皆さんも記憶に新しいと思います。

個人的に最近株式投資が気になっているのですが、YouTubeを見ているとどう考えてもAIを使用した怪しい広告がわんさか出てきます。
例えば事業家として有名なホリエモン氏や、株主優待でおなじみの桐谷氏などがよく使われています。
これの厄介なところが最近のAI技術の進歩によって、本人の声が編集されて本当に発言しているように見えてしまう点です。
広告の動画をよく見ないと、分からない人には正直見分けがつかなくなるレベルになりつつあります。
近年こうしたSNSの詐欺被害が徐々に増えてきているため、他人事ではなく自分事として考える必要が出てきます。

怪しい広告の見分け方
では詐欺広告はどういったものがあるのか、今回は先ほどお話しした株式投資のジャンルを例に話していきます。
ケース①:著名人の画像や音声を利用している
まず代表例がその分野で有名な著名人を利用するケースです。
ありきたりではありますが、著名人が言うと説得力が違うためよく利用されることが多いです。
特に株式投資はそうですが、「だれでも儲かる」とか「この株は伸びる」といったことは基本あり得ません。
仮にそうだったとして、そんな情報がSNSといった大衆に周知されるようなプラットフォームで発信するメリットがありません。
そもそも他人の画像や音声を使っている時点で著作権法などの法律違反に引っかかるので、なんで運営側が放置しているのかそちらの方が不可解に思います。
ケース②:広告主の地域が外国
これも詐欺が疑われる広告にありがちですが、広告主の地域が外国であるケースが多いです。
先ほどのケース①の広告でも、多くがアメリカやヨーロッパの国が表示されるケースでした。
だからと言って国内の広告であれば安心というわけではないのですが、1つの判断材料として広告主が外国の場合は警戒したほうが良いでしょう。
対策としてYouTube Premiumに入るのはアリ
詐欺広告に遭遇した場合、何も触れずにスキップするのが一番です。
ただターゲティング広告や詐欺広告は日々進化し続けているため、自分は絶対に騙されないという確証はありません。
そこで対策の一つとしてYoutube Premiumに入るのは個人的にアリだと思っています。
月額1280円(税込)とサブスクの中では少し高めではありますが、音楽コンテンツに加えてオフライン・バックグラウンド再生にも対応しています。
広告が無くなることに加えて上記の付加価値を考えると、意外とお得に感じますね。
特に最近はYoutubeで学習することも多くなってきているので、私もYoutube Premiumに入ろうか検討しています。
いちいち詐欺まがいの広告に触れて詐欺に遭う可能性を無くせるという意味で、Youtube Premiumの加入を検討してみるのも良いかと思います。
大前提として普通の広告の方が大半であることもまた事実であるので、今後も注意していきたいところです。
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